INTERVIEW先輩インタビュー

40歳から飛び込んだ新しい世界で、じっくりキャリアを築いています

板金部門 ベンダーグループ Nさん

転職のきっかけは?

私は入社して15年になります。以前は、スポーツクラブでインストラクターとして働いていました。転職活動中に当社の求人を見つけ、縁あって採用していただきました。土日休みなので、インストラクター時代よりも家族と過ごせる時間が増え、また前職は少人数で業務を行っていたのですが、いまは仕事を分け合える体制のおかげで、心理的なストレスも軽くなりました。
まったくの異業種からの転身で、まして工場勤務は初めての経験。図面の読み方、材料名、専門用語……。ひたすら覚えることから始めました。部署には年の近い先輩が多く、なんでも気さくに教えてくれたことが助けになりましたね。私の入社当時は何でも「やって覚える」方式で、現場に入って実践を通して技術を磨いてきたという形です。その一環で、会社の支援もあり、工場板金技能士の資格も取得しました。

どんな仕事をしていますか?

金属を機械で曲げる加工を担当しています。基本作業はプログラムを呼び出して機械で行いますが「どの順番に曲げるか」「最適な金型はどれか」などは図面から自分で読み解き、経験と知識を使って見極めなくてはならない。いわば職人技の世界です。
未経験から始めて単純な加工がマスターできるまで2年ほど。経験を重ねると複数の曲げを組み合わせた加工もできるようになります。
機械の種類によって曲げる力や対応できる板厚が異なるのですが、当社の強みは、長尺の金属加工を社内で完結できること。4mほどの大きなサイズも日常的に加工しています。

後輩の指導で心がけていることは?

正しい知識を伝えること。そして基本的なことですが、どれだけ仕事に慣れてもケガなく安全に作業する重要性を伝えています。

自主的に勉強して技術を高めることも意識してほしい。機械の操作を覚えればある程度仕事はこなせますが、さらに勉強して上を目指すと、もっと楽しくなりますから。
今の新入社員は、私の子どもとも同世代ですから、息子や娘に教えるような気持ちで指導しています。明るく元気に挨拶をして、一緒に作業するときは会話しながら息を合わせる。そんなコミュニケーションのある職場が楽しいですよね。